スタッフの能力値は、選手と同じようにゲーム内では表示されない細かい設定がたくさんある。これらの設定はスタッフプロフィール画面の戦術項目にある程度は反映されている。
その戦術項目を見ると、使用フォーメーション、パススタイル、プレス、戦略、マーキングあたりの戦術が何となく判明する。でも、何となくしか分からないところを完璧に再現する試みを海外フォーラムで見かけたので検証してみる。エディタでモウリーニョを例に調べてみる。
(* プレイメンタリティは攻撃的、大胆、慎重、とても慎重、バランスの5種類。マークのスタイルはマンマーク、ゾーン、混合の3種類。プレイスタイルはロング、ダイレクト、パス、混合の4種類。プレススタイルは積極的、消極的、混合の3種類が確認できた)
左下の Non player Data から Tactical Attributes タブを選ぶといくつかの能力が表示される(言語ファイル英語で開いています)。
- Attacking
- 全体的な戦略「原則」に関連。1~4で非常に厳格、5~8で厳格、9~12でバランス、13~16で柔軟、17~20で非常に柔軟
- Depth
- 特殊指示「ディフェンスライン」に関連。目盛りを左隅から(20-能力値+1)回、押した回数に対応。
- Determination
- 全体的な戦略「戦略」に関連。1~3で超守備的、4~6で守備的、7~9でカウンター、10~12で標準、13~15でコントロール、16~18で攻撃的、19~20で超攻撃的。
- Directness
- プレイスタイル「パススタイル」と「クロス」に関連。パススタイルでは、1~6でショート多め、7~13でデフォルト、14~20でダイレクト多め。「クロス」では、1~6で高速クロス、7~14でデフォルト、14~20で滞空クロス。
- Dirtiness Allowance
- プレイスタイル「タックル」に関連。1~6でより慎重、7~13でデフォルト、14~20でより積極的。
- Flamboyancy
- プレイスタイル「創造性」に関連。1~6でより低め、7~13でデフォルト、14~20でより高め。
- Flexibility
- 戦術を相手に合わせて変える柔軟性の指標。
- Free Roles
- プレイスタイル「流動性」に関連。1~6でポジション維持、7~13でデフォルト、14~20でより流動的。
- Marking
- プレイスタイル「マーキング」に関連。1~6でゾーンディフェンス、7~13でデフォルト、14~20でマンマーク。
- Offside
- 特殊指示「オフサイドトラップ」に関連。1~10でいいえ、11~20ではい。
- Pressing
- プレイスタイル「プレス」に関連。1~6でより消極的、7~13でデフォルト、14~20でより積極的。
- Sitting Back
- 特殊指示「時間かせぎ」に関連。数値は目盛りを左隅から押した回数に対応。
- Tactical Knowledge
- 戦術変更をスムースに変更できるかの指標。
- Tempo
- 特殊指示「テンポ」に関連。数値は目盛りを左隅から押した回数に対応。
- Use Of Playmaker
- プレイメーカーの使用。1~10はいいえ、11~20ははい。
- Use Of Subs
- 控え選手を使用する頻度を示す指標。
- Width
- 特殊指示「展開の幅」に関連。数値は目盛りを左隅から押した回数に対応。
さらに、Tactical Attributes タブの隣の Tendencies タブには、"Will Use Target Man"(ターゲットマンを指名するか)、 "Will Use Counter-Attacking"(カウンターアタックをするか)という項目があるので参考にする。
これらを基準にモウリーニョの数値を当てはめてみる。ゲーム内での表示は、フォーメーション:4-2-3-1、プレイスタイル:ダイレクト、プレスのスタイル:積極的、プレイメンタリティ:攻撃的、マークのスタイル:混合。
項目 | 割り当て | 数値 |
---|---|---|
原則 | バランス | 10 |
戦略 | 超攻撃的 | 20 |
パススタイル | ダイレクト多め | 15 |
創造性 | デフォルト | 10 |
プレス | より積極的 | 18 |
タックル | より積極的 | 17 |
マーキング | デフォルト | 11 |
クロス | 滞空クロス | 15 |
流動性 | デフォルト | 12 |
ディフェンスライン | 通常(左から11目盛り) | 10 |
展開の幅 | 広い(左から15目盛り) | 15 |
テンポ | 速い(左から15目盛り) | 15 |
時間かせぎ | 積極的(左から16目盛り) | 16 |
カウンターアタック | いいえ | チェックなし |
オフサイドトラップ | はい | 12 |
プレイメーカー | はい | 15 |
ターゲットマン | なし | チェックなし |
注意点としては、Depthは深さを表すものだから、数値が高いほどディフェンスラインが深くなるという点。また、特殊指示「パスの狙い」に関してはちょっと分からないのチェックなし。
続いてグアルディオラ。ゲーム内での表示は、フォーメーション:4-3-3、プレイスタイル:混合、プレスのスタイル:積極的、プレイメンタリティ:攻撃的、マークのスタイル:混合。
項目 | 割り当て | 数値 |
---|---|---|
原則 | 非常に柔軟 | 19 |
戦略 | 攻撃的 | 16 |
パススタイル | ショート多め | 3 |
創造性 | より高め | 17 |
プレス | より積極的 | 18 |
タックル | より慎重 | 5 |
マーキング | デフォルト | 8 |
クロス | 高速クロス | 3 |
流動性 | より流動的 | 15 |
ディフェンスライン | 押し上げ(左から15目盛り) | 6 |
展開の幅 | 広い(左から18目盛り) | 18 |
テンポ | 普通(左から8目盛り) | 8 |
時間かせぎ | 消極的(左から4目盛り) | 4 |
カウンターアタック | いいえ | チェックなし |
オフサイドトラップ | はい | 14 |
プレイメーカー | はい | 19 |
ターゲットマン | なし | チェックなし |
こういう感じ。続いてファーガソン卿。ゲーム内での表示はフォーメーション:4-4-2、プレイスタイル:パス、プレスのスタイル:積極的、プレイメンタリティ:攻撃的マークのスタイル:混合。
項目 | 割り当て | 数値 |
---|---|---|
原則 | 柔軟 | 15 |
戦略 | 超攻撃的 | 20 |
パススタイル | デフォルト | 8 |
創造性 | より高め | 16 |
プレス | より積極的 | 15 |
タックル | デフォルト | 9 |
マーキング | デフォルト | 10 |
クロス | デフォルト | 8 |
流動性 | デフォルト | 12 |
ディフェンスライン | 深い(左から6目盛り) | 15 |
展開の幅 | 広い(左から18目盛り) | 18 |
テンポ | 速い(左から16目盛り) | 16 |
時間かせぎ | ときどき(左から8目盛り) | 8 |
カウンターアタック | はい | チェックあり |
オフサイドトラップ | なし | 4 |
プレイメーカー | はい | 15 |
ターゲットマン | なし | チェックなし |
3者ともゲーム内の表示と整合性がとれているように思える。ただ、気になったのは、戦略が勝利意欲(Determination)に依存するというところ。勝利意欲はスタッフ能力の中でも重要な能力なので、優秀な人材は必ずと言っていいほど勝利意欲が高い。ということは、優秀な監督は必ず攻撃的な戦略でくるということになる。ガチガチな守備で有名な人を調べてみたいけど、思いつかないので今日はここまで。
0 件のコメント:
コメントを投稿